とりとめないけれど

近見 竹彦

近見 竹彦
(顧問)

おしゃべり社長の多岐にわたる興味ごとをお伝えしていきます。日々の小さな気づきから仕事のダイナミズムまで、とりとめないけれどハッとする、そんなことがお話できればと思います。

コンテンツマーケティングについて考える

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先般、大手企業の宣伝・広報を担当する役員や部長が、今年のマーケティングトレンドについて回答されたアンケートを見る機会があった。今年注目しているマーケティング手法・キーワードの中で多くの方が「コンテンツマーケティング」をあげられていた。

このところ話題になった各企業のキャンペーン事例やカンヌライオンズで受賞したキャンペーンもまた、その中心のエンジンとなる部分にしっかりと考えられたコンテンツがある。それがメディアや各プロモーションに応じて微妙にバリエーションを持って、それぞれの役割を果たし、豊かな、また、息の長いキャンペーンを形づくっているといったものをいくつか見た。

また、われわれ電通と電通PRも1月27日に『~編集者のように考えよう~ コンテンツマーケティング27の極意』(【原題】Content Marketing: Think Like A Publisher – How to Use Content to Market Online and in Social Media)という訳本を上梓している。

コンテンツづくりは本来PR人材の中心となるミッションであるとはいえ、SNSを含め、メディアの変化は後戻りなしで高速で進んでおり、コミュニケーションの対象者という意味では、コミュニティをより意識せざるを得ない。その手法も対話型が幅をきかせてきており、つくりだすべきコンテンツも極めて多様なものとならざるを得なくなっている。キャンペーンのエンジンとなる、いわゆるテーマ仕掛けといったものから、創造的な対話を生み出す話のタネであったりもする。また、ブランドをより強く豊かにするためのストーリーテリングという手法もある。

これらの多様なコンテンツと手法を駆使して、ある時は需要創造に、またある時は企業ブランド構築に、また顧客とのエンゲージメント形成にと、コンテンツという多能性細胞にそれぞれの体系に基づいた役割を与え、マネジメントしていくことこそ、これからのパブリックリレーションズの主流となっていくことであろう。

もうすでにPR人材はそこに向かって走り出している。