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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

Aloha for JAPAN

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 「意外に焼けてませんね」
 ハワイから帰ってきた旅行者が、最も多くかけられる言葉だそうです。皆様も経験ありますか。“ハワイ→常夏→海→日焼け”という思考回路がそうさせるのでしょうか。
昨年まで、数年に渡って美化のための道路工事が続いたホノルルも一段落と思いきや、今年11月のAPEC開催に向けて、更に安全のための道路工事ラッシュが続いています。
ラグビー以外に趣味のない私ですが、ハワイに魅せられて30年。この地を訪れることは、趣味を超えて生きがいそのものになっています。何がそうさせているのでしょうか。
 ハワイの暮らしや文化を象徴する言葉に“Aloha”があります。洋服のことではありません。ハワイの人々が日常的にかわす挨拶でもあり、ある時は心を奮い立たせる応援であったり、喜びも悲しみも受け入れてくれる受け皿にもなる不思議な力を持った言葉です。
Alohaには、愛、信用、誇りなどのいろいろな意味がありますが、構成する一文字ずつに意味を持っています。

A→Akahai=思いやり
L→Lokahi=調和・融和
O→O’luolu=喜び
H→Ha’aha’a=謙虚な心
A→Ahonui=忍耐・我慢

 意外に知られていませんが、今回の大震災の7時間後にハワイにも津波が到達し、ホノルルの深夜に津波警報が鳴り響きました。津波の怖さを知っているハワイの人々は、こぞって山側に車を飛ばしたのです。ハワイ島のカイルアコナにあるホテルは、大きな被害を被り、ハワイ島だけでも1500万ドル以上の被害が出ています。           

ハワイの歴史は津波の歴史でもあります。太平洋上に浮かぶハワイ諸島は世界中の地震の影響を受ける島なので、過去に何度も被害を受けています。ハワイ島のヒロという町には津波博物館(Pacific Tsunami Museum)があるほどです。お気づきの通り“Tsunami”は共通の言葉として使われています。

 このような被害を自身が受けていながら、彼らがとった最初の行動は、Aloha for JAPAN 日本のために何かをしようという行動、まさにAlohaの心そのものでした。

http://www.alohaforjapan.com/

 ハワイの友人から、Aloha for JAPAN のTシャツが届いたのは、震災から日を置かないGW前のこと。ワイキキでは募金のためのTシャツが売られ、多くの皆さんが協力してくれました。最大規模のイベントとなったアメリカを代表する歌手ウイリーネルソンの米国赤十字ハワイ支部のコンサートでも支援の輪は広がりました。地元で活躍するウクレレ奏者のジェイクシマブクロは、家族同様の日本人に対してできる限り支援をすることを宣言しました。あれから5ヶ月、多くのハワイの皆様の気持ちは、今もなおハワイのそこここでメッセージされています。本当にありがたい話ですね。
 ハワイアン航空の機内誌の特集「Aloha for JAPAN~心が一つになった日」では、多くの皆様が日本のために支援していただいた姿が紹介されています。ハワイアン航空は有名シェフやエンターテイナーをフィーチャーした“レイデー・フォー・ジャパン”で20万ドル以上の寄付を集めたことでも大きな話題になりました。大震災は本当に不幸な出来事でしたが、遠くはなれた太平洋の島で心を一つにした人達が、日本のために日本人のためにAlohaの気持ちを送り続けていただいた行動には感動すら覚えます。この場を借りて、私の大好きなハワイの人達に感謝の意を伝えたいと思います。
Mahalo(ありがとう)。