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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

見えないものを可視化する

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 落ち武者の幽霊が法廷に!奇才三谷幸喜さんが脚本・監督を手がけた3年ぶりの映画が封切られました。ご存知“ステキな金縛り”です。既にご覧になった方も多いかと思いますが、とある殺人事件の容疑者のアリバイを証明するために、西田敏行さん扮する落ち武者の幽霊が法廷で証言台に立つという奇想天外なストーリーです。

 幽霊である落ち武者を、見える人と見えない人がいるわけですが、多くの人間には彼を認識することが出来ません。そこで、彼が本当に証言台に立っているのかを明らかにし、また証言内容を法廷内に伝えるために、砂鉄や音の出るキャンディーなどを駆使して、何とか存在を認識させるための努力が繰り広げられます。果たして裁判の行方は・・
映画の結末については、是非映画館でご覧いただき、笑いと涙に包まれてください。娯楽映画としては最高です!三谷さん最高!!

 見えないものと言えば、最近我々の身の回りを脅かしているのが、放射能です。最近では、住民自らが検査機器を片手に町を調査し、少しでも異常があれば、自治体や文科省に通報、即座に国が対処する仕組みのようです。この見えない放射能を可視化しているのが、数値です。ベクレルとかシーベルトとか、ニュースで耳にしない日はありません。目に見えないことが不安を増幅させているのは間違いありませんが、一方で数値による可視化で安心を表現しているともいえます。

 我々の仕事でも目に見えないものがあります。それは“レピュテーション(=評判)と呼ばれるものです。クライアントに対する我々の重要な責務は、多様化するステークホルダーに対して、それぞれに適切なコミュニケーションをはかることで、クライアントとステークホルダーの良い関係を築く。結果としてクライアントに対するレピュテーションが向上し企業価値が高められることです。このレピュテーションを可視化するために、メディアの論調分析やソーシャルメディア内での反応、世の中のバズや商品の売れ行きなどあらゆるものをデータ化して見極めています。このことが、もっと簡単にある種のプラットフォームの中で可視化することが出来れば、コミュニケーションによる成果評価も、コミュニケーションの課題発掘ももっともっと科学的にスピードアップできるはずです。

 我々も、クライアント企業を取り巻くレピュテーションを可視化するための仕組みづくりやテクノロジーの開発、そして何より可視化した上で我々コンサルタントが人的経験や洞察力を駆使して分析し、更なる付加価値をクライアント企業にご提供するための準備を急ピッチで行っています。これにより、商品・企業・IR・インターナル・行政・社会・グローバルなどなど、あらゆる方面の要望から、あらゆるステークホルダーへの的確なアプローチが可能になり、より成熟した企業コミュニケーションが達成できることになるでしょう。