NEXT ONE

太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

96歳のチェリスト青木十良さん

印刷

SHARE

  • Facebook
  • Twitter
  • Tumblr
  • Linked In
  • Mail

Blog

おそらく世界最高齢のチェリスト青木十良さんは96歳。現役の演奏家です。

9歳で両親を亡くされ、中学生で弦楽器の音色の魅力にとりつかれ、生涯にわたりエレガンスを求め続けてきた青木さんのドキュメンタリー映画が、4月21日から1週間上映されます。クラシックとは縁遠い私が、青木さんのお名前を聞いたのは、およそ7年前。今回の映画の企画者である放送作家でアーティストの藤井貢さんからです。藤井さんが目にした青木さんの新聞記事がすべての始まりで、その瞬間から90歳に手が届くというのに穏やかな表情を浮かべる青木さんに惹かれ、彼の弾くチェロの音色はどんなものなのかを無性に耳にしたい、と同時に映像製作者として青木さんを映像にしたいという気持ちが彼を突き動かし、7年の歳月をかけてついにドキュメンタリー映画として世に表現することが出来たのです。

青木さんは、1915年貿易商の家に生まれ、音楽や文学に囲まれて育ちました。両親を亡くされて悲しみの果てにいた彼を救ったのは、15歳で手ほどきを受けたチェロの音色でした。その後、NHKに入りチェロ奏者として活躍、桐朋学園、ソルフェージスクールで長年後進の指導にもあたり多くのチェリストを育ててきました。2002年を皮切りに「グレートマスターズ」に出演、多くの聴衆を魅了し、2006年新日鉄音楽賞特別賞、2009年ミュージック・ペンクラブ音楽賞特別賞を受賞。96歳の今も現役のチェリストとして活躍されているのは言うまでもありません。

青木さんは80歳を過ぎて念願だったバッハ「無伴奏チェロ組曲」の録音に挑戦。85歳で「第6番」91歳で「第5番」94歳で「第4番」を録音しています。今回の映画では、90歳を越えてからの6年間を追いかけています。「ねむの木学園」園長の宮城まり子さんとの60年ぶりの再会、ヴァイオリニスト森悠子さんとは40年ぶりの再会と長岡京室内アンサンブルとの初共演も果たします。そして10年の月日をかけた「無伴奏チェロ組曲」の録音を成し遂げるまでを映像でつづります。

是非お時間があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか。大きな感動と美しい音色に魅了されることでしょう。

http://aokijuro.sblo.jp/