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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

スペイン生まれの金太郎飴

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子供のころにお祭りで出会った“飴細工”は、当時の私にとって魔法の飴でした。鼻歌まじりのおじさんが、ものの2分ぐらいで、カラフルなインコや可愛い犬、首の長いキリンなどに、ただの飴を変身させるのです。食べるのが惜しいので、もっぱらハッカパイプを吸いながら飴細工を家まで大事に運んで、しまいこんでは、食べるのを忘れてほこりまみれにしたものでした。

渋谷神山町で、ふと立ち寄ったのはスペイン生まれの飴のお店。大きなぺろぺろキャンディやカラフルなキャンディに吸い込まれるようにお店に入れば、早速の試食タイム。縞々の鉛筆をきざんだような小さな飴を頬張ると、さわやかな酸味が口に広がります。普段はあまり飴を口にしないので、少々新鮮な気持ちになります。娘へのお土産を選んでいると、オープンキッチンでは、何やら大きな布団状のものを丸めています。筒状になった中を覗いてみるとお寿司の太巻きみたいにいろいろな具が見えます。しばらくすると、黄色の座布団がさらにそれを包み込みます。少し汗ばむくらいの温かさの中で、その筒は肘掛クッションぐらいになりました。聞けば重さは10キロほどとのこと。

「さー、これから伸ばしていきまーす」とキッチンのお兄さん。力を入れていくと徐々に細いスティック状に伸びていきます。そうです、みなさんのご想像の通り、これは金太郎飴です。私が知っている金太郎飴よりも伸ばす前の飴はだいぶ重量級です。スペインにも金太郎飴は存在しているのかと、感心しているとあっという間に小さくきざまれた飴が振る舞われます。口に投げ込めば、“温かい”。そうです出来立ての飴は温かいのです。初めての感覚とさわやかな甘さが口中に広がりました。きっと、子供のころの飴細工も、出来立てを舐めてみれば、ほんのり温かかったのかもしれませんね。

そうそう、ちなみにスペイン版金太郎飴の中の模様は“パイナップル”でした。