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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

吉永小百合さんのポスターの背景は!?

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20年ぶりに訪れる青森は、青函連絡船の姿はもはやなく、本州最北の県というような臨場感もなく、都会化した青森駅に東京と変わらぬ蒸し暑さを感じた7月末。青森駅から“青い森鉄道”に揺られ20分ほどで、浅虫温泉に到着しました。全国に知られた温泉地ではありますが、はじめてこの地を訪れました。平安時代に法然が、布を織る麻を蒸すことだけにこのお湯を使っていた村人に、傷ついた鹿が湯で癒す姿を見て、その効用を伝えたことから、“麻蒸しの湯”と呼ばれるようになったのがこの地の語源とのことです。

海水浴場としても有名な浅虫は、温泉地の目の前に海が広がる絶景の地でもあります。海水浴場の正面に浮かぶ小島は、こんもりとした優しい見た目で、その名も「湯の島」。海上に浮かぶ大鳥居には弁財天がまつられ、永く浅虫の湯を見守ってきたのかもしれません。

しかし、この島はどこかで見たことがあるような・・

海に沈む夕日、点在する明かりの夜景、暑さを運ぶ朝日、と変わる眺望を3回ほど楽しみながら久々の温泉を満喫、日ごろの垢を落とし、24時間もたたぬ間にまた帰り支度となりました。小麦粉と小豆でできたういろう風の久慈良餅(くじらもち)なる名産品をお土産に、再び青い森鉄道に乗るために浅虫温泉駅に向かうと、JR東日本の吉永小百合さんのポスターが目に飛び込んできました。数年前の大人の休日倶楽部の青森キャンペーンのポスターで、吉永小百合さんの背景に映るのは、そうです“湯の島”です。思い出しました、棟方志功さんの故郷青森のキャンペーンCMでも見たことがあることを。

そうか、あれは浅虫温泉がロケ地だったのですね。目に焼き付いた浅虫の景色と湯量豊富な絶景の湯こそが、何にも代えがたい私へのPRとしての刷り込まれたのは言うまでもありません。百聞は一見に如かず。我々の仕事の原点を感じました。