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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

菅平に来ると、ラグビー人口減少が嘘のよう!?

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今年も夏合宿の季節になりました。若きアスリートたちが、この暑さの中で改めて身体と精神を鍛え上げ、これを乗り越えることで、ひと回りもふた回りも成長する。目標を実現するための逃げることのできない絶好の機会と言えます。

私の合宿の聖地は菅平でした。35年ほど前に、初めてダボス(菅平のシンボル的丘)の麓で、楕円のボールを追いかけてから、毎年菅平に上がることになりました。今年もまた菅平の香りを肌にしみこませてきました。

長きにわたりスキー場として有名な菅平高原ですが、1931年からラグビー合宿の誘致を開始、翌1932年に法政大学が初めて菅平で夏合宿をはって以来、今ではひと夏に860ものチームが、夏の聖地菅平に結集するに至ったのです。

夏休みの前半(7月下旬から8月中旬まで)は、全国の中学・高校がレベルの高い対戦相手を求めて上がってきます。私が滞在した今夏も、桐蔭高校(神奈川)VS伏見工業(京都)や國學院久我山(東京)VS常翔学園(旧大阪工大高)といった今年の全国大会を占う好カードが組まれていました。無論、観客も満員御礼です。8月も中旬になると、高校にかわって1次合宿を終えた有力大学のチームがやってきます。早稲田、明治の伝統校は無論、帝京、東海などの強豪校、加えて同志社、天理などの関西校も菅平に上がり、しのぎを削ります。北海道あたりで走りこんだ成果を、試合形式で秋本番に向けての最終確認をするタイミングになるわけです。

8月下旬以降はクラブチームや大学サークルとなり、喧騒の2ヶ月間が静かに終わりを迎えていくのです。社会人はトップリーグを中心に、北海道合宿が主流となっており、最近では菅平で見かけるチームが減っているようです。これは少し残念ですが・・

ラグビー以外にも、サッカーやテニス・陸上と合宿のメッカでもありますが、何といっても大半はラグビーチームで、この期間だけは、身体はごついが、気の優しいラガーたちが菅平中を闊歩しています。菅平で唯一の信号のある交差点付近は、有名ラグビーショップが夏季限定のお店を開設していることもあり、昼時はラガーで大渋滞になるほどです。

ラグビーといえば30年前は超人気スポーツで、好カードではチケットを求めて徹夜組が出るほどでした。最近はすっかり人気もダウンし、ラグビー人口も大幅減少傾向です。ラグビー協会も2019年のラグビーワールドカップ日本大会を成功裏に運営するために、ラグビー人気回復をはかるべくいろいろな活動を展開中です。しかし、菅平にいると、目に入ってくる人間はほぼ8割がラガー、残りが関係者・・という感じで、ここではラグビー人気の凋落やラグビー人口の減少が、まるで嘘のように感じてしまいます。まだまだ、捨てたもんじゃない・・と心でつぶやきながら、ラグビー普及のために何ができるかを、また考えるのでした。