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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

キーワードは“Re-Share消費”

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あなたにとって、もっとも心がときめいていたのは、いつのことですか?

昨年の震災以降、生活者の消費意欲は冷え込み、どこか不安を心に抱えながら内にこもる傾向にあるようです。しかしながら、ここに来て少し変化の兆しも見えています。

リバイバルというと、単なる回顧主義に聞こえがちですが、その昔、心をときめかせた時の気持ちを思い出させるものが、再登場や注目を集めています。26年ぶりに帰ってきた漫画「タッチ」は、当時の読者がこぞって読み始めているようですし、25年ぶりの映画「ゴーストバスターズ3」も待ち遠しいです。トヨタの86に憧れた世代が今また目を輝かせ、そしてガンダムに大人が群がる・・TVコマーシャルを見ても、発売からの今に至る歴史を紐解くものや、若いころの自分の夢を子供に引き継ぐというストーリーもの、大人になったドラえもんの実写版などこちらも様々。赤塚不二夫先生の名作「ひみつのアッコちゃん」も実写で映画化されました。「テクマクマヤコン」と呪文を唱えるとどんな姿にも変身できる。まさに女性の変身願望を魔法にしたわけです。子供の頃のアッコちゃんにときめいた気持ちを思い出すことで、消費意欲まで刺激するのかもしれません。

消費が賑やかになりそうなものが、“ときめきの心を刺激する”もので共通化できるのではないかと分析しています。我々はこれを“Re-Share消費”と名づけました。時代をさかのぼるだけのノスタルジーでなはく、その時の心のときめきを今改めて自分にシェアしてもらえる商品がそのけん引役になり得ると見ています。

10代の若者に占拠された街「渋谷」は、かつて情報・トレンドの発信場所でした。公園通りに闊歩する若者がファッションをけん引し、ちょっと背伸びした大人の恋の生まれる街でした。そんな渋谷に“大人の街”をもう一度持ち込んだヒカリエは、渋谷東側のヒトの流れを大きく変えています。長く街に足を踏み入れることを躊躇していた大人が、少しづつ渋谷に戻ってきています。

今年の年末には、Re-Share消費関連商品やサービス、施設がヒット番付上に顔を並べ、その傾向は来年まで続くと分析しています。あなたにとってのときめいた時代はいつですか。