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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

テレビマッチオフィシャル導入を!

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  今年の締めくくりとなる本ブログも、ラグビーの話題になってしまい申し訳ありません。というのも、今年の大学ラグビーを見てきて、レフリングに対する思いがなかなか消えないために、年の瀬の話題に選びました。

 ラグビーというスポーツは、レフリーは絶対で(どのスポーツも同じですが)、一度下されたジャッジに文句をつけることはできません。少しでも反抗的な言葉を発すれば、さらに罰則が与えられるほど厳しいものです。という意味では、試合中の細かなレフリングについては、時折疑問に思うことや不明なことはありますが、それについてはラグビー精神にのっとり、レフリーを尊敬、信頼する次第です。

 とはいえ、レフリーも人間です。選手と一緒に走りながら、肉眼で瞬時に判断をしなければならないという点では、大変な仕事でもあります。だがゆえに、ジャッジに限界も生じます。密集でのトライやレフリーが追い付かずに、明らかに肉眼で確認することのできないトライなどは、ラグビーという性質上多々発生します。トライは、試合中の反則とは違い得点に関係しますので、尊敬と信頼だけで解決するわけにはいかなくなるのが心情です。海外では、判断のつきづらいトライは、テレビマッチオフィシャル(TMO)という方法を取り入れています。要はビデオ判定です。いくつかの角度から録画された映像を専任のレフリーが確認し、主審に伝える仕組みです。同様にテレビ放送や試合会場でも映像が繰り返し流れるために、選手はもとより観客もその判断の納得度が高まるわけです。

 日本では、11月のテストマッチ(海外の代表同士による試合)で初めて導入しましたが、国内の試合では相変わらずの肉眼主義が貫かれています。

http://www.rugby-japan.jp/news/2008/id5261.html

  私が、観戦した今年の大学ラグビーでも、テレビマッチオフィシャルがあれば・・と思うトライがいくつかありました。中でも、大学選手権の重要な試合で起きたケースはファンとしても看過できない状況でした。キックチャージで相手インゴールに転がったボールを双方選手が競い合い、結果的にはトライは認められませんでした。この場合など、主審もアシスタントレフリーも、トライの場所には追い付いておらず、確認は不可能に思われました。しかし、アシスタントレフリーはトライを認めず、主審も視認との会話がなされ、ノートライとなりました。後日ネット上でその瞬間の写真が掲載され、明らかなトライシーンが写されていました。レフリーにとっては多くの試合の一つかもしれませんが、選手にとっては人生を左右する一戦であったことは間違いありません。このことで、レフリーを攻める気持ちは全くありませんし、ここで書く趣旨ではありません。現状ではジャッジに限界があるからです。そこで、国内試合でも、TMOの導入を是非検討していただきたいと思い、今回のテーマとしました。伝統ある日本の国技でさえも、ビデオ判定をする時代、ラグビーのジャッジも近代化を図ることで、判定の厳格化、公明化となり、国際基準のレフリングに結び付くと思います。ワールド杯、五輪とラグビーが盛り上がる可能性がある時であるがゆえに、是非ご関係者に検討をお願いしたいものです。