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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

国立競技場の最後を彩るレジェンドたち

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聖火台の炎が静かに消えた時、国立競技場の56年間の歴史に幕が落とされました。

この日は、30度を超える猛暑の中、国立競技場の最後を見届けようと多くのファンが足を運びました。午前中から様々なイベントが催されたこの日のメインイベントは、国立競技場でかつて国民の注目を浴びて活躍したサッカーとラグビーの名選手によるエキジビジョンマッチです。ブルーインパルスの編隊飛行も、イベントに花を添えます。

まだ日も高い夕方4時のキックオフでサッカーレジェンドの試合が行われました。日本代表の応援さながらに、大きく太鼓を打ち鳴らし多くのファンの声援に包まれました。

私にとっての、国立競技場の思い出はラグビーの早明戦につきます。思えば中学生の頃に初めて早明戦を見に行ったのが始まりです。もう40年も前の事です。当時は早稲田が黄金時代で、藤原、植山、星野といった名選手の一挙手一投足に心をわくわくさせました。対して明治大学も早稲田に負けじと、笹田、松尾を擁して日本一を奪取するなど、まさに伝統の両校がしのぎを削っていました。そしてこの日、早明のレジェンドたちが集まり、それぞれの時代の思いを胸に戦いました。

我々と同世代の50代レジェンドは、馴染みの選手が豊富。明治は、当時最年少で日本代表入りを果たした藤田や、明治の代名詞である縦に強いNo8の瀬下、河瀬。一方の早稲田は本城、吉野、安田と人気絶頂時のバックス陣が並びます。今でも現役時代張りの身体で走り抜けトライしたのは早稲田の吉野。人間鍛え続けることは大事ですね。明治のトライは、目黒高校の梅木監督を父にもつ国定。天国からオヤジさんも拍手したことでしょう。  

40代レジェンドは見ごたえ十分。伝説の雪の早明戦に出場したメンバーもこのあたりに登場。明治は吉田、西原の同期組をはじめ永友、加藤といったトップリーグや強豪大学のヘッドコーチ格の顔も豊富。無論早稲田も、清宮、永田、桑島、今泉とスター軍団が並びます。清宮、桑島ととるべき人がここでもトライを。

30代になるとスピードもかなりアップしてきます。まだまだ現役でやれるメンバーも豊富です。明治は、鈴木、海老名という現在総合格闘家で活躍中の異色メンバーも登場しました。ちょっと前までトップリーグで活躍した名前に、若いファンの方からの声援も高まります。明治の斉藤の突進は健在で、トライゲット。早稲田の高森も飛び込んでトライ。

熱戦に大いに盛り上がりました。試合の結果だけ見ると、3世代とも早稲田が勝利しましたが、この日だけは勝ち負けを超えて両校の国立への思いが詰まった試合となりました。

 50余年の歴史に幕を閉じ、新しい国立競技場に建て替えられます。2019年のラグビーW杯でのこけら落とし、翌2020年の東京オリンピック・パラリンピックと大舞台が待っていますが、是非、伝統の早明戦もこの地に帰ってこられるように期待しています。

 ※多くの諸先輩方をはじめ、レジェンドの皆様方の敬称を略させていただきました。ご容赦ください。