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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

新入社員がやってきた

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今年も、元気な新入社員がやってきました。例年よりも少し多めの一生の“同期の友”たちが、いつもながらのリクルートスーツを身にまとって、まだまだ緊張の面持ちで挨拶を交わします。入社から約2週間は、グループ会社トータルでの研修にのぞみ、いよいよ当社での研修がスタートしたのです。学生時代にスポーツに打ち込んでいた人、お笑いに心酔しいていた人、我々の業務よろしくプロジェクションマッピングを得意としていた人などなど、今年は楽しみな新人たちばかりです。加えて、昨年下期から専門職の中途採用者も大幅に増えて、この春は顔見世興行に忙しい日々です。

さて、毎年この新入社員を対象に研修講座を一コマ持っています。生涯PRプランナーを自負する私の講義は、実務型に徹しながら、脳を柔らかくする演習、我々の仕事の今の潮流の紹介、そしてPRパーソンとしての精神論などから構成しています。

演習の目的は、柔軟な発想を生み出すための物の見方や瞬発力の養成、恥ずかしがらないディスカッションの入り口などに重きを置いており、明日からのブレストや会議に役に立てるような内容を意識しています。「白雪姫とシンデレラはどちらが幸せか?」というディベートでは、“幸せの大きさの指標は、不幸とのギャップである”という論に意外に皆の気持ちが一致していることが面白く感じました。

“日常的にいじめられてきたシンデレラが、王子との満ち溢れた愛に包まれる”というギャップと“毒リンゴで死の淵までさまよった白雪姫のその後の幸せ”とのギャップのいずれが大きいか。“白雪姫は、毒リンゴを食べるまで、小人たちと幸せに暮らしていた。リンゴで眠ってしまったことも本人は知らない”“身内に毎日いじめられてきたシンデレラの精神状態はいかようか”・・・とディベートは白熱しました。「金太郎と桃太郎はどちらが強いか?」のお題でも、強さの定義づけという議論が出ました。二つの共通点に、今年の新入社員は左脳型と感じました。以前の新入社員には、“シンデレラ城に住めるから幸せ”“金太郎は端午の節句の人形として人気が高い、つまり強い男の子の象徴”といった極めてエモーショナルな右脳型と感じた世代もありました。

今の仕事の潮流では、多様化するメディア環境の中で、企業が思われたい自分=ありたき姿と、生活者の意識の中に形成される企業像が、必ずしも一致していないというギャップが大きな課題です。それを埋めるために、つまり思われたい自分にアジャストしていく業務こそが、レピュテーションマネジメントであり、我々がクライアントに提供できる最も説得力のある領域であることを、PRパーソンの端緒として伝えた次第です。こちらばかりは、もう少し時間と経験が必要かもしれませんね。

我らが新戦力に大いなる期待をお願いいたします。