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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役常務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

世界に広げようYokocho(横丁)文化

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日本の良き文化や人情を感じる“横丁”には老若男女が集います。皆様の近所にも○○横丁がきっとあるはずですね。リクルートが発表した2016年のトレンドは“横丁ルネサンス”特に食トレンドに敏感な若い女性たちが、昭和の面影を残す横丁に出没し、夜な夜なおいしく、ちょっとレトロな情報をあらゆるSNSで拡散中とのこと。これは、見逃すわけにはいきませんね。

 

私の住む吉祥寺には戦後の闇市の雰囲気をおしゃれにした「ハーモニカ横丁」があります。最近では、アジアン風の店やワインバーなどが若い人に人気ですが、奥にはディープなお店も存在しています。通称アメ横も正式には「アメヤ横丁」で、上野を象徴する商店街。特に年末はテレビには欠かせない場所です。渋谷「のんべえ横丁」、新宿「思い出横丁」、浅草「ホッピー横丁」、恵比寿「恵比寿横丁」とくれば、酒飲みの聖地みたいなイメージですね。CMや映画でよく撮影場所とされる赤羽の「OK横丁」は、どこか懐かしく、そして絵になる昭和の街並みの郷愁を醸し出しています。

東京以外に目を移せば、大阪新世界の「ジャンジャン横丁」は串カツの街、かつての火事から再興した「法善寺横丁」は全国区の有名横丁です。少し変わり種は、川越の「菓子屋横丁」、駄菓子屋が軒を連ねます。連ねるといえば、札幌の「ラーメン横丁」は、右も左も前も後ろもラーメン屋さんが競い合っています。

 

みなさんは、 “横丁”という言葉からどんな印象を受けるのでしょうか。昭和レトロに呑兵衛おやじ…そればかりではないですよね。日本が現在の経済大国に成長する戦後からの食文化の発祥、いわば日本文化を象徴するひとつではないでしょうか。古い郷愁ばかりにこだわっているわけではありません。神楽坂には多数の横丁が現存しますが、その街並みはまた少しイメージが違います。大阪にある「茶屋町ダイニング横丁」には、パスタやピザなど若い人の好むしゃれた店が並びます。どんどん横丁も進化をしています。

また、日本語の美しさを表現する「恋文横丁」なんてロマンチックな名前や「甘酒横丁」「ハーモニカ横丁」「鈴なり横丁」と心地よい響きの言葉も、とても共感できますね。

 

横丁は世界に自慢できる、日本の文化ではないでしょうか。横丁はいつしか“Yokocho”に文字を変えて、世界共通語になる可能性を秘めています。既に、今秋、アメリカハワイ州ホノルルに“Waikiki Yokocho”が生まれると聞いています。仕掛け人はボストン生まれのアメリカ人です。10月中旬にプレオープン、11月中旬にはグランドオープンの予定とのこと。ワイキキのど真ん中に、日本の文化を伝える拠点としての “Yokocho”がお目見えするのですね。

2020に向けて、世界中の人々が日本の “Yokocho”文化に触れる日も近いかもしれません。