Our work事例紹介

もっとクロス!計画~ 日本赤十字社PR力強化プロジェクト ~

クライアント 日本赤十字社
業種 官公庁・その他団体
サービスメニュー
ミッション 西南戦争を機に設立し、長い歴史の中で災害救護、赤十字病院、献血など事業を拡げてきた日赤。職員や市民を対象に行った調査で、広報の強化が急務であると認識。市民からは、あちこちで見る赤十字の組織が分かりづらいという意見が出る一方で、職員からは、情報共有が不足していたり、赤十字職員としての自覚が希薄であることなどがわかった。また、広報活動の「手段が目的化」、「広報は二の次」というマインド、「安かろう、悪かろう」の制作物といった問題点も浮き上がった。

実施内容

「社内でもっとクロス(連携)して、もっとレッドクロス(赤十字)にかかわる人を増やしていこう」という意味を込めたプロジェクトネーム「もっとクロス!計画」を立ち上げ、近衞忠煇社長がスタートを宣言。活動の狙いを伝えるカードと社長の手書きメッセージ「赤十字をもっともっと自分のものに、そしてそれを一人でも多くの人と分かち合おう」を全国各地の約250施設(約5万人)に配付。赤十字職員としての誇りを喚起するCIの構築を行い、職員向けの広報勉強セミナーなどを通して、広報スキルと意識を高めた。社内の広報事例を収集し、共有。すぐれた活動には 「もっとクロス!大賞」を授与した。さらに、PRの専門コンサルタントが常駐し、報道対応、各種制作物の作成、危機管理広報など、多くの部署からの相談に応じた。

戦略ポイント

ブランディングはインターナルコミュニケーションが重要。組織内の情報共有と意識の向上をめざした。ミッションステートメントの作成、コーポレートスローガン「人間を救うのは、人間だ」の作成、新シンボルマークの制定などにより、 「〇〇赤十字病院の職員」という意識から「世界に186のネットワークをもつ赤十字の一つ、日本赤十字社の一員」という意識を持つきっかけをつくった。

成果

2011年3月11日に東日本大震災発生。 「もっとクロス!」が下地となり東日本大震災では全国の赤十字が被災地での活動を積極的に伝え「医療で人を救う活動」と「情報で支援の輪を広げる活動」に取り組んだ。国内メディアの対応はもちろんのこと、NYタイムズ、CNN、BBCなど各国メディアからの殺到する取材にも対応した。対応の結果、約582億円が寄せられ、被災地に活用。全国から支援に駆けつけた救護班は地元でも記者会見を行い支援を呼びかけた。

全国広報担当者会議

プロジェクトメンバー

  • 花上憲司

    プロデューサー
    花上憲司

受賞歴

(社)日本PR協会(PRSJ)「PRアワード グランプリ」

2012年度
グランプリ

IPRAゴールデン・ワールド・アワード

2013年
部門最優秀賞(インターナルコミュニケーションズ)