イベントと広報
企業が記者発表会やPRイベントを効果的に実施するために参考となる基本的な考え方と具体的な手法、ならびに最近の傾向などについてまとめてみました。
記者発表会で期待できる効果
- 主催者が直接説明することによる正確な情報の伝達
- 発表内容を直接体験してもらうことで印象を強める
- 主催者の意気込み・誠意を伝達
- 旬なテーマ設定・演出ができればニュース性が高まる
- 媒体に応じた情報提供などの対応をすることで露出度が向上
- 主催者とメディアの相互理解の場となる
- 主催者の意気込み・誠意を伝達
- 当然ながら効率的なメディア露出機会の創出
二つに分けられる記者発表会
- A)新しい「コト」を発表する「経済系発表」
- 企業のトップが絡むため、比較的ニュース性は高い。
- (オプション)
発表後、別室での「個別インタビュー」の設定。
経済系メディアで写真の掲載を獲得するためにトップによる実演シーンを演出。
- B)新しい「モノ」を発表する「芸能系発表」
- 企業の一部門の発表が多く、ニュース性が乏しい。「モノ」に絡むキャラクター(タレント)を起用してニュース性を高める。
- (チェックポイント)
新製品の特徴を表現する演出が不可欠。カメラマンは、キャラクター・タレントの動き・表情・商品を持つなどの動きを狙う。
記者会見の演出テクニック

今では一般的になってきましたが、企業名や商品名・イベント名・キャラクターなどのロゴが入った「バックパネル」を使用する演出が多く見られます。これを「ロゴの写りこみ」テクニックといいますが、事前に「ステージの高さ・ロゴの大きさ・被写体の立ち位置・衣装」などカメラマンの立場に立った工夫が必要です。
また、ロゴをあしらったマイクや衣装の工夫など、最大限に露出の確率を高めるために細心の注意を払いましょう。
発表会の注意ポイント
- (1) 想定質問(Q&A)の作成:クライアントニーズの把握とメディアニーズを付加した、客観的な視点でのストーリー性のあるQ&Aを作成しましょう。適切な回答を準備することでメディアとの効果的なコミュニケーションが図れると同時に、より質の高い露出と相互の信頼関係を構築することにつながります。
- (2) 主催者の企業・商品「イメージ」や「キャンペーン」の趣旨を上手くメディアに伝えるために、スポークスマンの役割は重要です。話す内容・話し方・立ち居振る舞い・衣装にも細心の注意と事前の打ち合わせ(トレーニング)を忘れてはなりません。スポークスマンは発表会の成功を左右するといっても過言ではなく、発表時の期待と責任は重大です。
PRイベント
ここ数年、企業・団体は「PRイベント」に力を入れて取り組んでいます。
もちろん、SPイベントも「イベント」という部分では基本的に同じですが、「PRイベント」の特徴はPR(露出を得る最大の工夫)に特化した会場構成・進行・演出を行うことにあります。会場の造り方(看板位置・美術デザイン・カメラマンスペースなど)にも注意を払いながら、記者やスチールカメラマンが取材や撮影しやすい場面を提供します。
また、企業・団体が「PRイベント」に注目する理由の一つとして費用対効果の高さがあります。広告やSPとの連動で「PRイベント」を組むことも一般的ですが、高額な予算をかけずに信頼度の高い情報伝達が可能なのが「PRイベント」なのです。今後、信頼度の高いパブリシティによるメディアへの露出は、生活者への情報提供の手段として、益々重要視されるでしょう。





