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中国 Report 03 四川省からの現地レポート

2008/06/24

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5月25日 現地からみた現地、欧米および日系企業の社会活動に関するアピールの比較

一般生活者は迅速に支援活動を行う企業に対し好感を抱くし、従業員も誇りを持っている。ローカル企業は支援活動の内容を新聞、テレビ、店頭などでしっかりアピールしている。「支援することに対し誇りを持って堂々とアピールすべきだ」と思う中国人が多い。一方、日本企業は殆どそのようなアピールをしていない。地元新聞での欧米企業のPR広告は見当たらなかったが、店頭やHPなどのニュースリリースのような形で発表するものが多い。
綿陽街頭のあらゆるところに被災者を励まし自らの支援活動をアピールする赤い横断幕等がみられる。

地元の新聞広告面の半分以上は地震対応の社会貢献をアピールしたり、被災地を励ましたりする内容の広告。ハイアール、長虹、怡宝、格力等現地企業が多い。一方、日系企業の社会貢献に関するアピール広告が殆ど見当たらない。自動車のT社、電気製品のC社は広告で「ともに震災に立ち向かう」と訴えるのみである。欧米企業もマスコミでの宣伝をしていないが、そのかわりに自社ホームページや下の写真のファーストフード店のように地元の繁華街の店頭で社会貢献をアピールしている。

5月26日綿竹市で活躍する日本企業の救援物資

綿竹市は「3大年画の郷」の1つであり、4大銘酒の1つの「剣南春」の産地としても有名な町である。地震で水、電気、天然ガスが不通になり、殆どの市民がテント生活を強いられている。大きい鍋で焚き火をして救援物資のお米や麺類で食事をつくり、各地からの救援物資をみんなで分け合っていた。「まさに共産生活だ、農村地域の人に比べて贅沢すぎる」と知人が語った。

町のいたるところに瓦礫の山が見られ、その中で、黄色い車体に「K社」と書かれたブルーの文字が目立つショベルカーを発見した。関係者によると支援物資は四川省地震抗災指揮部からの統一配分で、どこからの支援かはよく分からないが、外国や外国企業の支援物資も直接届いているという。こんなところで日本企業の救援物資が活躍していることを見てうれしく思った。

人々が外国の支援に対し、「たいへん感謝している」と口をそろえる。ラジオ、新聞で義捐金と支援物資のセットでの報道が多く物資の詳細に触れることが少ないため、現地の人々はどの企業からの支援かが分からないのが殆ど。一部日系企業は自社ホームページで支援状況を公開しているが、情報量と更新のスピードは圧倒的に欧米企業のほうが早くて多い。

最後に、今後の被災者援助に関する感想

これまで人命救助、衣食住の必需品および医薬品の援助が重要だった。人命救助が一段落したいま、被災者がなるべく早く自力で生活できる手助けをする援助がこれから重要になってくる。学校や医療施設などの用途を決めた資金の援助や、地震多発国の日本からしか学べない経験・ノウハウによる支援が大いに期待されるだろう。

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