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中国 Report 05 牛気(丑年の運勢)を借りて内需拡大

2009/03/03

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春節明け(2月上旬)の中国語サイトを眺めていると、「牛」が付く記事によく目にします。日本と同じく今年は丑年に当り、牛は勤勉と財運の象徴とも言われ、中国の十二支の中でも最も親しまれる干支の一つでもあります。

春節休暇中に最も多く送られた携帯のショートメッセージは「走牛運、発牛財」(勢いのある丑年の運勢にのり、大もうけをする)で、最近株式市場の上昇傾向を「牛市」(勢いのある市場)と言われ、サービス関連消費の盛り上がりは往年に比べ劣らないことで「牛気沖天」と言われたりしています。「牛気沖天」は元々傲慢の意味があってネガティブな意味が強い言葉だが、勢いがよいことの形容詞として、いま中国全土の流行語になりつつあります。

それに牛が付く商品、またはサービスなどにも人気があります。例えば、「牛札糖」という昔からあるお菓子は通常の何倍の売上を記録し、北京首都博物館の牛展示会は通常の観客数を大幅に超えた一日1.2万人以上の観客を動員しました。そのほか、紅牛(健康飲料ブランド)、牛肉麺(牛肉味のインスタントラーメン)、牛肉乾(ビーフジャーキー)など、牛が付く商品もよく売れたそうです。

ちなみに、上海の東方衛星テレビ時尚番組が春節中に上海街頭で以下3種類春節向け商品の人気調査を行なったところ、(1)巨大な牛角面包(クロワッサン、牛の角の形をしたパン)、(2)「牛札糖」(伝統的なお菓子)、(3)ハーゲンダッツの元宝(昔のお金)型アイスクリーム、そのうち一番人気があったのは(1)巨大牛角面包でした。普通のクロワッサンの数倍高い値段ですが、大きい牛の角の形は縁起よく勢いがあるから家族と一緒に食べたい、または親戚や友人へ贈りたいと答えた人が多かったです。

(1)牛角面包(通常サイズ)

(2)「牛札糖」

(3)ハーゲンダッツの
元宝型アイスクリーム

※写真はイメージです。

牛関連消費に人気がある一方、「牛のような勤勉さを持って金融危機がもたらした困難に立ち向かおう」と呼びかける記事もありました。四川地震被災地の知人に今の状況を聞いたら、「いまも仮設住宅住まいでたいへんだ。でも、昨年は色々乗り越えたし、国はたくさんの内需拡大策を打ち出しているから今年も何とかなるでしょう」と言う期待が込められた答えが返ってきました。牛のような堅実な消費を維持し、丑年こそよい年になることを願いながら、春節休暇から職場に戻り、または新たな職を探している中国人が多いでしょう。

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