うたかた思考

牧口 征弘

牧口 征弘
(代表取締役社長執行役員)

日々浮かんでは消えていく思いや考え。仕事の糧になるものもあれば、そうでないものも。
どう活かすかは自分次第なのかもしれません。

巨匠の簡単レシピ

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 オテル・ドゥ・ミクニの三國シェフといえば、泣く子も黙るフレンチ界の巨匠。鬼のような人物イメージを、勝手ながら抱いていました。よく存じ上げもせずに。まったく失礼な話で申し訳ないです。

 というような思い込みの状態で、YouTubeの「シェフ三國の簡単レシピ」を最初に見た時の衝撃たるや。「えっ、これ何かのパロディ映像ですか?」と思うぐらいの面白さ。いや、楽しさ。何より、シェフご本人の楽しげな様子が、見る側も温かい気分にさせてくれます。

 そこで紹介されるのは、タイトル通りの簡単レシピ。ご家庭でも簡単に作れる、というのがコンセプトですから、食材もスーパーで売っているような普通のものが基本です。それを、あの巨匠が自ら作り、そして食べる。

 合間合間のしゃべりも面白く、帝国ホテルの修業時代の話や、故郷の北海道の漁村の話や、自分ではロバート・デ・ニーロ似だと思っていたのに、お孫さんにはアンパンマンだと言われた話とか。

 もう、「巨匠=鬼」という固定観念は瞬時に消滅。純粋に調理を楽しみ、おいしいものに舌鼓を打つ姿に、ついつい引き込まれてしまうのです。

 「こうやって玉ねぎに切り込みを入れて、…あっ、切り過ぎちゃった」という調理の実況解説もあり。完成直後に早速試食して、「グーです」「ダブルグーです」と自画自賛。屈託のない様子に気持ちが和みます。

 そこに見えるのは、頂点を極めた名人が再び初心を振り返っている様。そして、自身の仕事への純粋な愛情。アップされた動画は280本を超えていますが、ついつい連続して何本も見てしまいます。

 そうなるとおのずと、そこで紹介された料理が食べたくなってしまうものです。とはいっても、自分では料理をする習慣もつもりもないので、ついつい連れ合いに頼ってしまうことになります。

 あとは、ちょっと資金をためて、四谷のお店を訪ねてみるのも一手かなと。春に向けて、楽しみがまた一つ増えました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。