うたかた思考

牧口 征弘

牧口 征弘
(代表取締役社長執行役員)

日々浮かんでは消えていく思いや考え。仕事の糧になるものもあれば、そうでないものも。
どう活かすかは自分次第なのかもしれません。

スーパースターの条件

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 そんなこと漫画かゲームの世界でしか起きないだろうと思っていたことが現実に起きてしまっている。それが、大谷翔平という野球選手です。

 ピッチャーにしてホームランバッターの二刀流。それも、かなりのハイレベル。これだけで既に充分とも言えるのに、メジャーリーグの本塁打数で、単独トップの成績。先日行われたオールスターゲームでは、先発投手にして勝利投手。しかも、見る限り、一点の曇りも無い好青年。これがフィクションではなく、何なのでしょうか?

 つくづく、まだ日本にいる時に生のプレーを観ておけばよかった、と後悔しきりです。実は、そう思っていたにもかかわらず、タイミングを逃しているうちにサッサと渡米となってしまいました。

 野球にほとんど興味を持っていない人間にそこまで思わせてしまう。これも、スーパースターの条件の一つなのかもしれません。

 例えば、サッカーで言えば、キングカズこと三浦知良選手。54歳にして現役Jリーガー。オフサイドが分からなくても、カズのことをご存じの方は多いはず。今現在のカズのプレーを観てみたいと思いますよね? ジャンルは全く異なりますが、将棋の藤井聡太二冠もそうでしょう。漫画「3月のライオン」みたいな設定の棋士。香車や桂馬の動きが分からなくても、何だかすごそうだということは分かります。

 スーパースターの条件として、その人が持つストーリー性もしくはニュース性というのもあります。すぐに思い浮かぶのは、大坂なおみ選手や池江璃花子選手。この夏、彼女たちがどんな伝説を作ってくれるか。楽しみでしかありません。

 もう一つの条件として、神秘性というのもあるかもしれません。しかし、現代の高度情報化社会においては、この神秘性を確保するのはかなり難度が高くなってしまいました。

 いずれにしましても、この夏の大会では、普段それほど接点の無い競技に幾多のスーパースターたちが登場します(個人的には、国枝慎吾選手と上地結衣選手に注目です)。その姿に触れた私たちの気持ちを晴れやかにしてくれる。それもまた、スーパースターの条件の一つなのかもしれません。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。