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太田 浩嗣

太田 浩嗣
(取締役専務執行役員)

日々新しいソリューションが生まれるマーケティングPRのダイナミズムを共有できればと思います。日々生涯最高のソリューションを!共に悩み、新しい価値創造にお付き合いください。

今夏の花火大会はどうなる!?

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  7月最終土曜日といえば、東京・隅田川では、日本で代表的な花火大会が開催されます。

 ご承知の通り、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となり、多くの花火ファン、地元住民から落胆の声が上がりました。今年は、国際的なイベントの日程調整のために10月の開催を計画していましたが、残念ながら今年も隅田川花火大会は中止が決定しています。日本全国の花火大会も、多くが今年の中止を決めているようです。

 「たまや~、かぎや~」というのは、花火の掛け声の定番という話は、若い方々には耳慣れないことかもしれません。江戸の花火は豪商たちのぜいたくな遊びともいわれますが、両国の川開きの花火大会(現在の隅田川花火大会)で活躍した花火師が鍵屋弥兵衛です。

 その後、鍵屋からのれん分けをした番頭が、玉屋市兵衛と名乗り、二人の花火師の競演が夏の風物詩となったわけです。

 「たまや~、かぎや~」はそれぞれの花火師を応援する掛け声が始まりというわけです。

 玉屋は出火を理由に江戸を追放されたため、江戸の花火は長きにわたり鍵屋がその発展と伝統を守ってきたといえるでしょう。現在「宗家花火鍵屋」の代表を務めるのが15代目の天野安喜子さんです。天野さんは、日本の伝統である花火文化を継承、発展させる仕事のかたわら、日本の伝統武道である柔道を愛する柔道家でもあります。現役時代の活躍は無論ですが、引退後は日本にとどまらず世界の柔道の発展のために尽力されています。
 世界で二十数人しか選ばれていない国際柔道連盟インターナショナル審判員に選出され国内外の国際大会で現在も活躍されています。

 花火も柔道も日本の伝統的文化です。今やこの二つは世界中に広まっています。

 世界中のイベントで、華やかな演出を担う花火は、昨今ドローン技術と融合して新しい世界を演出しています。また、柔道はもはや“日本のお家芸”と呼ぶにはふさわしくないほど、国際化し、200カ国以上で行われています。国際的観点からルールも見直され、カラー柔道着も採用されています。守るべきものを守りつつ、国際化することで大きく飛躍する進化も忘れずに、さらに世界に日本文化を広げていきたいものです。